=^・^=今戸近辺を歩く今戸神社・牛嶋神社にいく

 今年も初詣は今戸神社を出発点に七福神めぐりです。今年はスタート時刻が遅れたため比較的空いている中で九寺社をめぐることができました。最近は今戸神社も正月だけの顔出しになってしまいました。

今年も二匹の招き猫が迎えてくれます
アッこんなものがあった こんなものも増えていた
やっぱり夜の雰囲気はいいです ますます充実、吊し雛
何と今戸焼きの招き猫は品切れだそうだ

 混んでいるのであらためて伺うこととし次の目的地石浜神社に向かうのでした。


 日にちをあらため1月3日(土)、今戸神社にやってきました。今日は12年に一度丑年だけに授与される向島の牛嶋神社の牛のお守り(土人形)を手に入れるのも目的です。すでに陽が傾き始めた時刻になってはいますが、まだ三が日ということもあり、大晦日より長い列ができています。ちょろっと一周してこちらはまた日をおいてくることにしました。(その次は1月17日(土)になってしまいました。それでもブームなのかけっこうな人出です)

  
  禰宜から宮司に就任したそうです
寒いけど多くの人が並んでいる
江戸時代に奉納された狛犬 台座をじっくり眺めるとおもしろい 今戸焼き発祥の地の碑


 さて日を改め、1月17日に(土)に今年三度目の訪問です。

社務所も混んでいます
招き猫と福老寿がお出迎え 宮司に就任したとのこと
正月からかなり立っているが
参拝者は絶えない
多い参拝者 絵馬かけ
それにしても奉納された絵馬は多い

 社殿の脇には石造りの招き猫が出迎えてくれます。「お江戸は浅草今戸で生まれ愛され続ける招き猫」の文字。もちろん左のブチは雄猫で右の白猫は雌猫。題字は市野加奈さん。今戸神社の神職姉妹として有名な姉妹の妹さんです。

 気になっていた招き猫の御朱印帳を裏返してみると福老寿、リバーシブルになっていた。でも今戸神社の文字が表紙にあるのでちょっと他のところで出しづらいような気もする。まあ縁起物と考えれば問題はないのか。

 季節限定のお守りの張り紙があった。混んでいたので詳しいことは聞けなかったが、図柄から見ると桜の季節だろうか。

     
題字は神職妹の市野加奈さん
受け付け混んでます 御朱印帳はリバーシブルだった
     
季節限定 ところでいつなのだろう? 宮司さん自ら受付をしていた 現在予約中止
昼間見ると夜とはまた趣はちがってくる
今戸幼稚園の痕跡

 ところで人気の今戸焼きのペア招き猫だが、現在は頒布を中止しているのだそうだ。何でも現在予約だけでも800人待ちなのだそうだ。制作も間に合わないので現在予約さえも受けつくられない状態なのだそうだ。以前は行けば授与されたのに。確か去年も入手できたのではないかな?わが家にあるのはもう18年くらい前?のものだ。現在のものとはかなり顔つきが変わっている。とりあえず効能は1年なんだそうだ。この1年間に何があったのか聞けなかったが、次に行ったときにはうかがってみることにしよう。きっと下町めぐりやテレビで紹介されたのだろう。今戸焼きのものが手に入らなくなったので、代わりに陶製のペア猫を授与するようになったそうだ。
 そういえば今年は「手書きポストカード」も事務所に並んでいた。宮司夫人のメッセージカードや神職姉妹の姉でイラストレーターでもある市野智恵さんのカードも並んでいます。

 境内には今も今戸神社の痕跡が残る。でもだんだんここに幼稚園があったことも忘れ去られていくのだろう。
 そういえば今戸温泉もかつて銭湯があった痕跡さえない。

 さてだんだん寒くなってきたので次の目的地へ向かわなくては。

 丑年なので言問橋を渡って牛嶋神社へ向かう。
 隅田公園の中を通り言問橋まで歩く。途中に今戸の渡し跡の碑がある。
 さらに滝廉太郎作曲、武島又次郎(1872-1967)の作詞の「花の碑」がある。有名な「はるのうららの すみだがわ・・・」の歌だ。ここにある碑は作詞をした武島又次郎の書によるもの。

もう梅が咲いていた 今戸の渡し跡 「花」の碑

 ゆっくり見て歩くといろいろなものが見えてくる。
 言問橋を渡りながら下流方向を見ると木々の中に大きな屋根が見えてくる。これが目指す牛嶋神社だ。

言問橋から隅田川上流方向(向こうに見えるのが桜橋)

 まわりの親水公園のような公園は何というのだろうか。これも隅田公園の一部なのだろうか。
 陽が傾くのが早いのでもうかなり影が長くなってきている。

 さすが正月三が日とあって混んでいる。まして丑年だからなおさらだ。東京人は律儀に拝殿の前に列を作って並んでいる。どこからお参りしても同じですから並ばないでくださいと神社側からいわれるとその時は列が崩れるがまたすぐ列ができてしまう。

 脇のテントでは12年に一度の今戸焼きの丑のお守りが授与されている。

もう陰ってしまっている
並ばないでくださいと言われても並んでしまう 拝殿前の仮設テントで授与していた 左が12年前、右が24年前の授与品
こちらは撫で牛行列 こんなにつながっている
こんなところにも こんな所にもいた


 1月17日に再び行くと、境内はがらんとしていた。ゆっくり牛にもさわることができた。牛の土人形はいつまで授与されているのだろうか。そんなことを考えながら牛の首を撫でて帰路につくのでした。

左が牛の刻印入り日時計 この牛は戦災にあわなかったのだろうか
言問橋から吾妻橋方向