=^・^=(おろろ)世田谷ボロ市をいく

 年の瀬になると気になるのは浅草の羽子板市です。一回も買ったことがないのになぜかひいきにしている店に通いたくなる。そんな羽子板市とほぼ同じ時期に無形文化財の世田谷のボロ市がひらかれます。
 このボロ市は毎年、12月15・16日と1月15・16日に開かれる歴史ある年の瀬と年始の風物詩です。寒い季節にも関わらず、露店の並ぶ通りは大勢の人でにぎわいます。
 ボロ市会場ではかなり前からボロ市特製のオリジナル招き猫が販売されていました。オリジナルといってもさすがに豪徳寺の地元だけあって、豪徳寺門前の花屋で販売している「招福猫児(まねぎねこ)」に似ており不覚にもその猫を売っているものと勘違いしていました。後になって全く別物とわかり後悔しているのであります。昨年からは写真のような猫に変わりましたが、やはり招福猫児似です。
 サイズは特大、大、中、豆の4種類で特大だけは常滑タイプの既製品です。写真の最前列にたくさん並んでいるのがいちばん小さい豆(高さ56mm)で、その上の二段にわたってが中、最上段で下半身だけ見えているのが大です。いずれも座布団付で1000円以下で購入できます(座布団なしでも買える)。中は貯金玉になっています。なお、大と中は左手上げがのみです。「ボロ市保存会の招き猫露店」の写真には特大〜豆まで写っています。

 露店のオリジナル招き猫たち  これがいちばん小さい豆

 今回はうかつにも昨年購入した招き猫が豆ともう一つが大か中か忘れてしまいました(実際に大と中の大きさはそれほど違わない)。しかたがないので昨年と同じ豆を2匹座布団付で購入してきました。総額500円の買い物ですが、拍子木を使って三本締めで祝ってくれました。ちなみにこの露店は近隣の学校のPTAが運営(あるいは委託)しているようです。 ということは、店の前で客寄せをしていた呼び込みの「着ぐるみ招き猫」は若い教員か?
 

 ボロ市保存会の招き猫露店  呼び込みの招き猫

   交通  世田谷線 上町下車すぐ